禅 ZEN

喜びも苦しみも涙も…。あるがままに。

Cast -キャスト-

道元禅師
中村勘太郎 

14歳で仏門に入り、24歳で入宋。天童山景徳寺の住持、如浄と出会い「正伝の仏法」を会得。帰国後、興聖寺を建立し、正式に坐禅のできる僧堂を作り、さらに仏殿・法堂を整備する。のちに越前(福井)に移り永平寺を開創し、戦乱の世にひたすら坐禅に打ち込むことで真理を学びとる「只管打坐(しかんたざ)」の禅風を強調し、実践した。日本曹洞宗の開祖。


1981年、 東京都出身。86年に「盛綱陣屋」で初御目見得。翌年に「門出二人桃太郎」の桃太郎役で二代目中村勘太郎を名乗り初舞台を踏む。その後は歌舞伎以外にも、舞台、TV、映画など幅広く精力的な活動を続けている。さらに「世界遺産」(TBS)では06年から約2年間ナレーションを務め、好評を博した。これまでの主な出演作には、TV「森の石松」(CX)、「新撰組!」(NHK)、「河井継之助〜駆け抜けた蒼龍〜」(NTV/YTV)、「瀬戸内寂聴出家とは行きながら死ぬこと」(CX)、映画『ターン』(00)、『シネマ歌舞伎野田版鼠小僧』(04)、『シネマ歌舞伎野田版研辰の討たれ』(07)、『シネマ歌舞伎人情噺文七元結』(08)など。本作が映画初主演作となっている。

中村勘太郎

おりん
内田有紀 

遊女として生活し、乳飲み子と夫の松蔵を養っている女性。後に道元に帰依し出家する。

1975年、東京都出身。1993年度ユニチカ水着キャンペーンガールでデビュー。「その時、ハートは盗まれた」(CX)で女優デビューし、翌94年TVドラマ「時をかける少女」(CX)でドラマ初主演を飾った。その後、つかこうへい劇団に入団し演技を徹底的に学ぶ。昨年は、映画『監督・ばんざい!』『クワイエットルームへようこそ』(共に07)に出演して話題を呼んだ。主なTVドラマ出演作には「誰よりもママを愛す」(TBS)、「バンビ〜ノ!」(NTV)、「医龍TeamMedical Dragon2」(CX)など多数。10月からはTVドラマ「イノセント・ラブ」(CX)にレギュラー出演している。

内田有紀

北条時頼
藤原竜也 

時の鎌倉幕府の若き執権。天下取りの後、数々の戦において自らが殺めてきた怨霊に悩まされ、道元に救いを求める。

1982年、埼玉県出身。15歳の時に蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」で役者デビュー。深作欣二監督『バトル・ロワイアル』(00)で幅広く注目を集める。舞台、TVでも精力的に活動している。主な映画出演作に、『バトル・ロワイアル�【鎮魂歌】』(03)、『ムーンライト・ジェリーフィッシュ』(04)、『デスノート』『デスノートtheLastname』(共に06)、『カメレオン』『蛇にピアス』(共に08)などがある。09年には3月から公演の舞台「ムサシ」(蜷川幸雄演出)が控えている。

藤原竜也

懐奘
村上淳 

元達磨宗の仏地覚晏の門弟。道元に師事し、その没後、曹洞宗二代目を継ぐ。

1973年、大阪府出身。ドラマや映画、舞台、DJ、洋服デザインなど、幅広い分野で活躍。主な映画出演作に、『ナビィの恋』(99)、『人間の屑』(00)、『この世の外へ〜クラブ進駐軍〜』(03)、『欲望』(05)など。08年の最新作は、『幸福』『男たちの詩』『七夜待』が公開。09年には、『ニセ札(仮題)』『のんちゃんのり弁』が公開待機中。現在、平山秀幸監督最新作の撮影中。

村上淳

松蔵
哀川翔 

おりんの夫。

1961年、鹿児島県出身。TVドラマ「とんぼ」(TBS)で役者デビュー。その後、高橋伴明監督に見出され、Vシネマ「ネオチンピラ・鉄砲玉ぴゅ〜」(90)などに出演し、ヒット作を連発する。映画デビューは『この胸のときめきを』(88)。95年には『BADGUYBEACH』で監督デビューも果たしている。最新作は『デコトラの鷲其の五火の国熊本親子特急便』『フライング☆ラビッツ』(共に08)と映画、TV出演作は枚挙にいとまがない。

哀川翔

波多野義重
勝村政信 

鎌倉幕府で六波羅探題を務める道元の支援者。興聖寺を焼かれた道元を自らの領地の越前国志比庄に招き大仏寺(のちの永平寺)を建立する。

1963年、埼玉県出身。舞台をメインに、TV、映画でも幅広く活動。最近では「連続テレビ小説瞳」(NHK)、「監査法人」(NHK)、「コード・ブルードクターヘリ緊急救命」(CX)などに出演。主な映画出演作に、『ソナチネ』(93)、『39刑法第三十九条』(99)、『問題のない私たち』(04)、『あかね空』(06)『HERO』『ビルと動物園』(共に07)などがある。11月には蜷川幸雄演出「表裏源内蛙合戦」の舞台に出演。

勝村政信

老僧
笹野高史 

入宋していた道元に悟りのきっかけを与えた老典座(禅寺で修行僧の食事などを担当する人)。

1948年、兵庫県出身。大学在学中にオンシアター自由劇場に所属し、「上海バンスキング」をはじめ数々の作品に出演した後、『麻雀放浪記』(84)で映画デビュー。最近の主な映画出演作に、『男はつらいよ』シリーズのほか、『釣りバカ日誌』シリーズ、『寝ずの番』(06)、『象の背中』(07)、『母べえ』『百万円と苦虫女』『おくりびと』『次郎長三国志』(いずれも08)など多数。『武士の一分』(07)では日本アカデミー賞優秀助演男優賞をはじめ数々の映画賞を受賞した。

笹野高史

浙翁
西村雅彦 

入宋した道元が正師を求めて旅に出たとき最初に出会った僧侶。

1960年、富山県出身。文化座を経て、東京サンシャインボーイズに参加。映画デビューは『友子の場合』(96)。主な映画出演作に、『マルタイの女』『ラヂオの時間』(共に97)、『黒い家』(99)、『天使の牙B.T.A.』『巌流島』(共に03)、『花田少年史』(06)、『カンフーくん』(07)、『相棒―劇場版―絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン』『私は貝になりたい』(共に08)などがある。

西村雅彦

伊子
高橋惠子 

道元(文殊丸)の母。藤原基房の娘。道元が8歳の時に死別する。

1955年、北海道出身。70年、『高校生ブルース』で映画デビュー。主な映画出演作は、『おさな妻』(70)にてゴールデンアロー賞新人受賞、『TATOO[刺青]あり』(82)、『恋物語』(89)、『うずまき』(00)、『歌謡曲だよ、人生は』『図鑑に載っていない虫』(共に07)、『イエスタデイズ』(08)など多数。『ふみ子の海』(07)では毎日映画コンクール女優助演賞を受賞している。

高橋惠子

寂円・源公暁
テイ龍進 

寂円 : 正師を探す途中、羅漢像を参拝していた道元が偶然出会った青年僧。その姿は道元の亡友、源公暁に酷似している。道元の帰朝後、建仁寺にいる道元を慕って来日。その後の半生を道元と共にする。

源公暁 : 鎌倉幕府三代将軍源実朝の甥。比叡山で修行をしていた若き道元のかけがえのない友。実朝を暗殺したのち、三浦一族に殺害される。

1973年、兵庫県出身。日中英のトライリンガル。プロテニスプレーヤーを目指していたが、96年からは本格的に役者に転向する。主な映画出演作には、『DEADORALIVEFINAL』(01)、『T.R.Y. トライ』(02)、『赤い月』(03)、『渋谷物語』(04)、『THEWINDSOFGOD―KAMIKAZE―』(06)、『大日本人』『キネマの大地』『子猫の涙』(いずれも07)、『THECODE』(08)、『20世紀少年第2章』(09)などがある。

テイ龍進

俊了
高良健吾 

道元に魅かれた若き僧。道元のもとで熱心に修行を重ねるが、おりんに色欲を感じて、自ら永平寺を去る決意をする。

1987年、熊本県出身。「ごくせん」(NTV)で役者デビュー。TVドラマ「WATERBOYS2005夏」(CX)、「ブロッコリー」(CX)、「刑事の現場」(NHK)などに出演。主な映画出演作に、『ハリヨの夏』(06)、『M』『サッドヴァケイション』『逃亡くそたわけ21才の夏』(いずれも07)、『ひゃくはち』『蛇にピアス』(共に08)などがある。待機作には「白州次郎」(NHK)、『フィッシュストーリー』(09春公開予定)がある。

高良健吾

義介
安居剣一郎 

元達磨宗。23歳の時に道元に師事し参学。曹洞宗三代目を継ぐ。のちに加賀(金沢)大乗寺を開く。

1981年、神奈川県出身。00年度ジュノンボーイコンテスト準グランプリ受賞。その後は、TV、CM、PVなどで活動を続けている。02年には、『壬生義士伝』で映画初出演を果たした。主なTV出演作には、「新・夜逃げ屋本舗」(NTV)、「エ・アロール」(TBS)、「クライマーズ・ハイ」(NHK)など。公開待機作に『釣りキチ三平』(09)がある。

安居剣一郎

如浄
鄭天庸 

宋の天童山の禅僧。中国各地を遍歴した道元がようやく巡り合った正師。如浄の教えによって、道元は悟りをひらく。

1938年、天津出身。ベテランバイプレーヤーとして中国国内では誰もが知る存在。近年の主な映画出演作に、チェン・カイコー監督『始皇帝暗殺』(98)、チャン・イーモウ監督『HERO』(02)をはじめ、『賭神風雲』(04)、『聖徳演義』(05)、『臥薪嘗膽』『貞觀之治』(共に07)ほか多数。今回は本作撮影のために初来日し、初の海外滞在を果たした。

鄭天庸

公仁
菅田 俊 

道元に反目する比叡山の僧侶。

1955年、山梨県出身。東京経済大学卒業後、俳優の道を志し、東映の門を叩く。その後、劇団状況劇場に入団する。近年の主な映画出演作に、『キル・ビル Vol.1』『ラストサムライ』(共に03)、『IZO』(04)、『疾走』『同じ月を見ている』(共に05)、『となり町戦争』(06)、『地球でたったふたり』『休暇』『魁!!男塾』『監督・ばんざい!』『どろろ』(いずれも07)、『JOHNEN定の愛』『うん、何?』『カメレオン』『泪壺』(いずれも08)など多数。

菅田 俊