Cast -キャスト-

恩地 元
渡辺 謙 

労働組合委員長として、過酷な労働条件は空の事故にも繋がりかねないと、待遇改善を強硬に訴えた。そのため、懲罰人事ともいえる海外の僻地へ追いやられる。以来10年、流刑のごとく各地を転々とする。帰国後に起きた国航機墜落事故では、遺族係を担当。事故後、会長に就任した国見に、かつての労働組合をまとめた手腕を買われ【会長室】部長に任命される。
第33回 日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞受賞
第34回 報知映画賞 作品賞・主演男優賞受賞

行天四郎
三浦友和 

労働組合副委員長として恩地と共に闘ったが、エリートコースと引き換えに組合の分裂を画策する。社内情勢を見る目にも長け、事故後は新体制のもとで常務に昇進。次期社長と囁かれながら、国見会長とは反目し合う。己の出世と企業利益のためには手段を選ばず、愛人関係の美樹ですら遺族会対策に利用する。
第33回 日本アカデミー賞 優秀助演男優賞受賞
第22回 日刊スポーツ映画大賞 助演男優賞受賞

三井美樹
松雪泰子 

国民航空のスチュワーデス。本来は、墜落した事故機に搭乗しているはずが、後輩スチュワーデスの樋田恭子にフライトを交代してもらい難を逃れた。恩地の強さに惹かれながらも、行天と愛人関係になる。時には、行天の仕事に利用されることもあるが、組織の中で懸命に生き残ろうとする行天に理解を示す唯一の存在である。

恩地りつ子
鈴木京香 

単身で海外赴任する元の留守中、ふたりの子供と母の面倒を見る。信念を貫く元の生きざまに理解を示しながらも、時には家族を省みるよう諌めることもある。元が会社から不当な扱いを受けている時、彼女もまたふたりの子供たちを支えながら、夫を誹謗中傷する世間の声と闘い続けていた。
第33回 日本アカデミー賞 優秀助演女優賞受賞

国見正之
石坂浩二 

元・関西紡績会長。労務問題に辣腕を振るった実績を買われ、首相の利根川直々の指名で国民航空の会長に就任。事故によって信用の失墜した会社の再建に尽力する。問題解決のため【会長室】を新設、恩地を登用して社内改革をすすめる。その実直な姿勢は、政界から疎ましがられる存在に。