Introduction -プロダクションノート-

CGっぽくないCGキャラクター‘いけちゃん’

色や形が変幻自在な不思議ないきもの「いけちゃん」は、もともと西原理恵子の息子が描いたラクガキから生まれたキャラクター。このいけちゃんをどう実写化するかがこの映画の肝だった。テスト段階ではクレイアニメも作ってみたが、存在感がありすぎて行動範囲が狭くなってしまう。そこでフルCGになったが、一番こだわったのは、立体的で少し透けているという質感。CGっぽくないCGでかわいく再現されたいけちゃんは見どころのひとつ。

抜群の演技力で‘いけちゃん’に命を吹き込んだ蒼井優

物語の重要な存在となるいけちゃんの声には、若手実力派女優の蒼井優を抜擢。優しくおおらかにヨシオを見守り、ヨシオが成長するにつれ女の子目線へと変化していくいけちゃんの声を、透明感あふれる瑞々しい声で演じきった。本編撮影前に撮影用のガイドラインとして仮の声録りをし、本番のアフレコは実際の映像を観ながら2日間行われた。そのイメージ以上の素晴らしさに、原作者の西原理恵子をして「蒼井さんの声が吹き込まれたおかげで、元は息子の落書きだった絵が上等な作品になった」と言わしめた。

現場を感動させた深澤嵐のプロ意識

「いけちゃんとぼく」の「ぼく」にあたるヨシオ役は、約300人のオーディションの中から選ばれた。5回ほどオーディションをした結果、原作のイメージに合った子供らしさとしっかりした演技をあわせもつ『子ぎつねヘレン』の深澤嵐に決定。撮影現場では一度も台本を開かず、ついさっきまで子供たちと遊んでいたのに、本番になると完璧に台詞が入っているというプロ意識で現場を驚かせた。

丸い山と青い海。ロケ地は西原理恵子の故郷に決定

原作に出てくる「丸い山」と「青い海」にこだわった監督は、納得いくまでロケハンを敢行。もっとも原作のイメージに近いロケ地は、西原理恵子の生まれ故郷である高知県の浦戸だった。地元のエキストラの協力のもと、2008年8月20日から9月28日まで撮影。西原理恵子の生家のすぐ近くでもロケが行われ、西原本人も茂幸の葬儀に出席する親戚のおばさん役で本編に登場している。

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