角川映画オススメシネマ映子の部屋-EIKO's ROOM-

今月のピックアップ・バックナンバー

今月のピックアップ・バックナンバー

第48回「愛と誠と図書館と…」

最初にご紹介するのは『愛と誠』
根っからのワル・誠と、正真正銘のお嬢様・愛。因縁浅からぬふたりの“運命の恋”に引き寄せられ、メガネ優等生・岩清水や誠を付狙う番長&スケバングループが入り乱れる。
70年代に若者が熱狂した梶原一騎・ながやす巧原作によるコミックを、天才監督・三池崇史が映画化。誠役の妻夫木聡、愛役の武井咲が物語を引っ張り、「君のためなら死ねる!」と叫ぶ岩清水の斎藤工、暗い影を持つ由紀に大野いと、恋するスケバンに安藤サクラが演じ、市村正親、余 貴美子、伊原剛志(番長役!)ら実力派ベテラン俳優、更には加藤清史郎、一青 窈など豪華キャストが結集。また、世代を超えた昭和の名曲たちを小林武史がアレンジ、パパイヤ鈴木が振り付けを担当し、豪華キャストが歌い踊ります。ハードなストーリーとアクションにロマンチックな歌と踊りが融合した、究極の純愛エンタテインメントをお楽しみに!

先ずは、三池監督の作品をご紹介。
『漂流街 THE HAZARD CITY』(2000)は、馳星周の原作を三池監督が映画化。冒頭、どう見てもアメリカの風景に「埼玉県」とテロップ一発! 究極の無国籍バイオレンスムービーです。
『着信アリ』(2004)は、企画・原作の秋元康と三池監督が組んだホラー作品。携帯電話とホラーの融合は身近な恐怖を呼び大ヒット! “2”、“Final”とシリーズ化されました。
『妖怪大戦争』(2005)は、この映画のために妖怪研究の第一人者・水木しげるを始め、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆきという、当代随一の作家陣がプロデュースチーム「怪」を結成し、原案に参加。劇中、様々な役で登場もします。一流のスタッフ・キャストを束ねたのが三池監督。アッと驚くラストも見もの。詳しくは語りませんが、一言。「小豆は体にええだ」byじいちゃん

続いてご紹介するのは『図書館戦争 革命のつばさ』
正化34年(2022年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる「メディア良化法」と、それに対抗する組織・図書隊の抗争が続く日本。不当な検閲から書物を守るため、笠原郁、堂上篤ら図書隊員は本と自由を守るために起ち上がる…。
元号が昭和から正化に変わったという日本が舞台。そこでは「メディア良化法」という社会に悪影響を与える表現を取り締まる法律が施行され、良化特務機関、通称「良化隊」による行き過ぎた検閲が行われていた。それに対抗できるのは「図書館法」を持つ図書館とその自衛を目的とする「図書隊」であった。パラレルワールドの物語ですが、“今”を取り巻く状況を考えるとあながち空想とも言い切れない。是非“今”見ていただきたい作品です。

“特務機関”が出てくる作品をご紹介。
『REX 恐竜物語』(’93)は、安達祐実演じる千恵と恐竜の赤ちゃん・レックスのふれあいの物語。そのレックスを連れ去ろうと、内閣調査局員たちがふたりを追い回します。
『亡国のイージス』(2005)は、海上自衛隊のイージス艦「いそかぜ」が副長と某国の工作員たちに乗っ取られ、「いそかぜ」に搭載されたミサイルの照準が東京に設定されてしまう。政府は防衛庁情報局を中心に事態解決に当たるがなす術が無い。「いそかぜ」と日本の命運はひとりの先任伍長に委ねられる…。
江戸時代の特務機関と言えば“公儀隠密”。『剣鬼』(’65)は、花を愛する斑平が、藩に放たれた公儀隠密を斬れと命ぜられたことから始まる悲劇。藩ではお家騒動が勃発し、斑平は同じ藩士の暗殺も命じられる…。主演・市川雷蔵、監督・三隅研次、脚本・星川清司の黄金トリオが組んだ意欲作。

今回ご紹介した作品は『亡国のイージス』を除き、全て当社からDVDを発売しています(『亡国のイージス』はレンタルのみ)。ぐずつく天候の多い時期ですが、今月ご紹介した作品をゆっくりご覧頂いては、いかがでしょうか!

漂流街 THE HAZARD CITY

製作年:2000年

無国籍都市・東京 野獣のような愛が疾走する。行く先は、天国か、地獄か--。

着信アリ

製作年:2003年

来る。

妖怪大戦争

製作年:2005年

痛快無比!
愛と平和の大冒険ファンタジー誕生!!

REX 恐竜物語

製作年:1993年

それは、地球からの贈りもの。

亡国のイージス

製作年:2005年

20世紀末に出された問いかけに、今、我々はどんな結論を出すのか?

剣鬼

製作年:1965年

忍者より鋭く、剣豪よりも強い! 信じられない凄い奴!