角川映画オススメシネマ映子の部屋-EIKO's ROOM-

今月のピックアップ・バックナンバー

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第1回「ゴールデンウィークの名付け親」

 はじめまして、映画を愛する映子です。
大映、角川映画、ヘラルドの作品を、乙女のミーハーな視点で紹介してゆきたいと思います。
よろしくお願いいたします。


 第一回に何をお話しようか迷ったのですが、まず5月の大型連休の由来を。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ゴールデンウィークという言葉は大映が作ったものです。物知りに聞いてみたところ、「当時大映の宣伝担当だった松山常務から、永田雅一社長に伝わって広まった」とのこと。11月の連休は「シルバー」、5月は長いので「ゴールド」と名付けられましたが、「シルバーウィーク」は広まらなかった模様。商業的なキャンペーン用語として生まれたことを理由のひとつとして、NHKでは今でも「大型連休」という表現を使っているようです。

 このゴールデンウィークという言葉が広く知られるようになったのは、1951年5月5日公開の映画『自由学校』がきっかけです。同じ原作で同じ題名の映画を、大映と松竹が同日に封切るという、戦後初の“事件”。この宣伝合戦のなかで生まれた言葉のようです、GW。 (当時のキネマ旬報によると、戦前『大地は微笑む』と『美しき鷹』が競作され、同日公開。『美しき鷹』は、新興キネマ版vs 日活版vs PCL版の3本が激突)。
なんだか凄まじい…。

ちなみに大映は懲りずに1959年、『四谷怪談』(大映版)を 『東海道四谷怪談』(新東宝)と同日公開しています。

 第一回に記しておきたいことが…。
映子は2月に亡くなった市川崑監督のファンでした。1976年角川映画第一回作品は『犬神家の一族』、監督の遺作が『犬神家の一族』というのも象徴的です。スケキヨがトラウマになってしまったひとは多いでしょう。時期をみて市川崑作品を紹介したいと思います。市川作品はどれもおススメなのですが、『黒い十人の女』がオシャレで楽しいかも。この作品は三谷幸喜監督の新作『ザ・マジックアワー』(東宝)の劇中劇として、オマージュが捧げられているとか。

 そして、ヘラルドといえば洋画輸入のパイオニア。素敵な邦題がついた映画がたくさんあります。例えば、フランス・ヌーヴェルヴァーグの旗手フランソワ・トリュフォー監督の代表作・原題「ジュールとジム(でてくる男子の名前)」を『突然炎のごとく』にするセンス、脱帽です。おしゃれな邦題の話も、いつかまとめてしたいと思います。


   それではまたお会いしましょう、ごきげんよう!

自由学校

製作年:1951年

評判小説がそのまま映画になった
皆様が望んでいた最高の適役揃い
大映の「自由学校」

四谷怪談

製作年:1959年

凄い!恐い!身の毛もよだつ怪談映画の決定版!

犬神家の一族

製作年:1976年

名探偵・金田一耕助 登場!角川映画、記念すべき第一回作品

犬神家の一族

製作年:2006年

日本映画界史上、最高のミステリー
巨匠・市川崑監督の遺作となった

黒い十人の女

製作年:1961年

あぁ、誰かが殺してくれればいいのよ。あの男…
クール&モダン!
フィルムノワールの美学!

突然炎のごとく

製作年:1961年

三角関係の心理を見事に描いた本作は、ジャンヌ・モローの輝くばかりの美しさが圧倒的な魅力となった一遍。