汚れた英雄

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0.1(コンマイチ)秒のエクスタシー

Introduction -イントロダクション-

初監督に挑む角川春樹

“私は二つの理由で失敗出来ない。監督として、プロデューサーとしてだ。“と並々ならぬ決意をもって、監督を引き受けた角川春樹氏。本業の角川書店の社長をはじめ、12社の社長を兼ねている大忙しの氏が、映画製作23本目にして監督としてデビューする。監督の人選が難航していた折、スタッフが製作した「汚れた英雄」のイメージ・フィルムを見て、2輪レーサーとマシーンが一体となった姿のセクシーさにエクスタシーを感じ、そんな気持ちがメガフォンをとらせた。

“フィーリングで映画を撮るのは、若手の監督に任せればいい、オーソドックスに撮るのが持論である”と言うだけあって、前日に、カットごとの絵コンテを作り、検討。さらに修正したものを、その日の朝、俳優、スタッフに配布するというアメリカ流の演出スタイルを取り入れている。

撮影現場は、戦場と同じだと考える氏は、見に短刀を帯びている。それは常に闘っているという“自己確認”するためである。映画の主人公と同じに、監督として、“闘っている”氏は自分をこの映画の主人公とダブらせている。

出来るだけ、セリフを少なくして、肉体で表現できるよう演技指導する氏の映画づくりは、“俳句を造る精神”が多分に影響を与えているようだ。

“目標はスピルバーグだ”という氏は彼を映画の天才と認め、と同時に、「汚れた英雄」のライバルは“E・T”だけだと闘志をむき出しにしている。


アメリカ映画並み!美術と衣装の豪華さ!

制作費3億5千万をはるかにオーバーしそうな、この作品。美術と衣装に1億5千万円もかけている。例えば、草刈の部屋だけでも2千万円だ。彼の衣装もすべて、イタリアのトップデザイナーのジョージ・アルマーノとジャンヌ・ベルサーチの作だ。彼の愛用の車がBMWアルピナ・ターボ。レベッカの着る衣装が、すべてイヴ・サンローランのオートクチュール。これだけでも3千万円もする。


迫力満点!SUGOロケ!

凄まじいエグゾースト!ヤマハTZ500をはじめとするマシーン群!
8月30日・仙台SUGOサーキットで、全日本ロードレース選手権が再現された。平忠彦以下一流プロレーサー20数人が参加。ヘリコプター、かめた10数台が自足200キロを越えるマシーンを追う。
この撮影のため集めたエキストラ10,000人が興奮し、歓声を上げる。こうして、史上初めてといえる本格的な2輪のレース・シーンが撮影された。
この他にもカメラを鈴鹿、筑波に持ち込み、実際のレース・シーンも撮影し、かつてないレースの魅力を捉えている。


俳優生命を賭ける草刈正雄

撮影前から、オートバイの特訓、体づくりと、主人公<北野昌夫>にすべてを賭ける草刈正雄、その意気込みはすさまじい。角川監督から“もっと、やせろ”といわれていただけあって、ゲッソリと削がれた頬、引き締まったボディ、ギラギラ光る瞳、もうすっかり主人公になりきっていた。


日本でデビュー!レベッカ・ホールデン

ロスで300人の中からオーディションで選ばれた知的でチャーミングなテキサス娘のレベッカ・ホールデン。彼女は日本で放映された「ドクター刑事ククインシー」をはじめ、30本のTV映画に出演しているが、劇場用映画は、日本がデビューとなる。


主題歌を歌うローズマリー・バトラー

1970年、“Bertha”という女性ばかりのロック・グラウンドボーカリストとしてジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタット。ジェームス・テイラー、ボズ・スキャッグスなどビッグアーティストのレコーディング、ステージには必ず彼女がバッキング・コーラスを担当している。彼女の見事なボーカルテクニックは現在欧米で大きな評価を受けており、ボズ・スキャッグス、ジャクソン・ブラウン他を従えたソロアルバムの企画が進行中である。