Re:プレイTHE I INSIDE
その瞬間から、彼は記憶のゲームに巻きこまれる。
あなたは自分の記憶を信じますか?
「アイデンティティー」脚本のマイケル・クーニーが仕掛けた新たなるサスペンス!
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Introduction -プロダクションノート-
2002年7月からイギリスのウェールズで7週間かけて主なロケが敢行された。プロデューサーのルディー・コーエンはこの作品に惹かれた理由を「ひねり技の多い優れた脚本で、容易に見抜けない未知の要素が盛り込まれている。最後まで結末が見えないスリリングな展開だ。よくできた脚本だった。」と語る。深みと独自性で光るこの脚本にすぐさま心奪われたのは、監督のリヒターだけではなかった。主演のライアン・フィリップも同じくこの作品の虜になった。「ダイナミックで複合的な脚本だった。起こっていることに対する手掛かりをつかむためだけに2回続けて読んだ。そしてさまざまな感情や感覚が織り込まれていることがわかって興奮した。」笑いながらもフィリップは続けて「それにしても、たとえばショーン・ペンのような、もっと確固たる俳優がこの作品に出ないのはどうしてだろう、とまず思ったよ。」と語る。
他の出演者たちも脚本の魅力に心動かされ、出演を快諾した。サラ・ポーリーは「読み出したら止まらなくて。途中でやめるなんてもったいなくてできなかった。とにかく読んだら、面白くてイメージもはっきりと思い描かれたわ。」ポーリーの意欲を掻き立てたのは作品の良さだけでなく、監督リヒターの前作のクオリティーの高さにもあった。「彼の作品を観させてもらって、撮影の素晴らしさに驚いた。あんなことが起こるのを是非とも見たかった。」まさに国際的な共同製作となった撮影。しかしながら基本的な部分で、キャスト&スタッフ共に挑戦が待っていた。つまり、リヒター監督は母国語であるドイツ語以外の言語で仕事することに慣れていなかったのである。しかし監督の適応力は素晴らしく、あっという間に克服していった。監督の腕さえあれば、どんな言語であろうと日々の現場を取り仕切ることができるという証明である。「もちろん初日は大変な集中力が要ったけれど、11ヶ月経つと、ドイツ語であろうが英語であろうが、さして変わらなくなっていた。なぜなら俳優は俳優で、そこに何の変わりもないのだから。」と監督は言う。
それぞれのキャストたちも、言語の違いが撮影の進行にマイナスの影響を及ぼしはしないかと様子をうかがっていた。パイパー・ペラーボはその緊張感を語ってくれた。「最初はちょっとナーバスになっていた。監督とは初対面だったし、ドイツ人ということはわかっても、言葉の壁がどんなものか、それが撮影にどう影響するのか、経験がないためにわからなかった。でも監督は何をどれだけ言うべきか、よく心得ていて、言い過ぎることはなかったわ。マーティン(・ランガー)は本当に面白い人で、面白いことばかり言うのよ。英語でたくみに自分を言い表せる人なのね。おかしくてついつい笑わせられていた。」プロダクションデザイナーのアラン・スタースキーは作品のイメージについて「すごく面白いストーリーだよね。現実と夢が交錯しているから、半分現実で半分夢である世界をどうデザインするか。とてもやりがいがあった。実際の病院をベースに、色で変化をもたせて、観客に強いイメージ付けをする。それには撮影監督とも連携して仕事を進めていくことになる。共に作り上げた映像はすごく面白いものになったと思うよ。」と語る。