ナポレオン

INTRODUCTION

1927年、「ナポレオン」はパリ・オペラ座で初上映され大絶賛を浴びるが、時代はサイレントからトーキーへと移り変わり、本作は人々の記憶から忘れられることとなった。
当初アベル・ガンスは、ナポレオンの生涯を六部からなる作品にしようとの構想であったが、トーキー革命や資金難などの理由でこの第一部で断念してしまう。
半世紀以上の時を経て、映画史家のケヴィン・ブラウンロウがオリジナル版を復元し、1981年にフランシス・F.コッポラが、父カーマインの作曲、指揮によるオーケストラ演奏付きで、ニューヨークで“フィルム・イベント”として再上映する。

トリプル・エクラン(3面スクリーン)の迫力ある映像とダイナミックなガンスの演出は色あせることもなく、およそ50年前に製作されたとは思えないほどの撮影技法は観客を驚かせ、大喝采をあびる。その鳴り止まぬ拍手、喝采の声をガンスはパリの病床で知り、その年の11月10日に92歳で静かに息を引き取った。
日本でも1982年10月にオーケストラ付きで上映された。

CAST

  • アルベール・デュードネ
  • ウラジミール・ルーデンコ
  • エドマン・ヴァン・ダエル
  • アレクサンドル・クビッキー
  • アベル・ガンス
  • ジーナ・マネス

STAFF

  • 監督・脚本・編集: アベル・ガンス
  • 復元製作: ケヴィン・ブラウンロウ
  • 1981年新版音楽: カーマイン・コッポラ
  • 1981年新版製作: ロバート・A・ハリス
  • 撮影: ジュール・クリューゲル、レオンス=アンリ・ビュレル、ジャン=ポール・マンドヴィエ

製作年:1927年/製作国:フランス