靴みがきSCIUSCIÀ

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戦後の混乱期、社会の底辺に生きる子供たちの夢、そして厳しい現実。「自転車泥棒」の監督デ・シーカと脚本ザヴァッティーニによる、ネオレアリズモの傑作。

靴みがき

INTRODUCTION

1940年代〜50年代のイタリアでは、社会の悲惨な現実を凝視する映画が生まれた。
それは“ネオレアリズモ”と総称され、本作はその旗頭と目されたヴィットリオ・デ・シーカの秀作である。

戦後の混乱期、靴みがきをして生計を立てている二人の少年は、貸馬屋の馬を買い取る夢を実現させるため、闇商売の仕事を手伝い、それが元で逮捕されてしまう。
さらに背後にいる首謀者を白状させようと、なかなか口を割らない二人に取調官は少年の1人を拷問すると見せかけ、もう1人の口を割らす。一転して彼らの友情は壊れ、親友だった相手を憎むようになっていく。

デ・シーカは、社会の底辺に生きる子供たちを描くことで、戦争の悲惨さ、子供たちを利用する大人たちの身勝手さなど、敗戦国イタリアの現実を映し出している。物語は悲惨な結末を迎えるが、淡々とした描写は、絶望よりも生きることへの力強さを感じさせ、観る者の心に感銘を醸し出す傑作を生み出した。

CAST

  • フランコ・インテルレンギ
  • リナルド・ズモルドーニ
  • エミリオ・チゴーリ
  • アニエッロ・メレ
  • ブルーノ・オルテンツィ
  • クラウディオ・エルメッリ

STAFF

  • 監督: ヴィットリオ・デ・シーカ
  • 原案・脚色: チェーザレ・ザヴァッティーニ、セルジョ・アミデイ、アドルフォ・フランチ、チェーザレ・ジュリオ・ヴィオラ
  • 助監督: ウンベルト・スカルペッリ
  • 撮影: アンキーゼ・ブリッツィ
  • 美術: イヴォ・バッテッリ
  • 音楽: アレッサンドロ・チコニーニ

1947年 アカデミー賞特別賞

製作年:1946年/製作国:イタリア
モノクロ/1時間35分/スタンダード/モノラル