国定忠治

満天下渇望のこの一篇!!
兇状持忠治が命を賭けたたった一つの恋も
男度胸の仁義は切っても、切るに切れない恋の仁義

国定忠治

INTRODUCTION

天保八年、関東地方は打ち続く凶作に悩まされた。殊に上州一帯は一滴の雨も降らず大旱魃に見舞われている。
国定村を始め二十個村の農民は絶望し「粕川の水門を切れば」と水門へ押しかけようとした。国定村の忠治はそれを止め、粕川水門を預かる博徒・島村の伊三郎に懇願したが、聞き入れられなかった。
忠治は江戸に出て繭買上げ助成金下附の運動に成功、その祝宴に招かれた代官松井軍兵衛から伊勢崎の芸者・お町を所望された。お町はかねてから忠治を慕い松井の手を拒絶して忠治の家に押し替け女房に入ったが二人の間は純潔だった。
百姓の糧となるべき繭買上げの助成金は代官と問屋によってたくみに巻き上げられ忠治の努力も水泡に帰した。途方に暮れた百姓たちの窓先から天狗の面をかぶった男が、二三枚の小判を投げ込んで歩く…。

CAST

  • 阪東 妻三郎
  • 羅門 光三郎
  • 尾上 菊太郎
  • 飯塚 敏子

STAFF

  • 監督: 松田 定次
  • 脚本: 小川 記正

モノクロ/モノラル