地獄門

デジタル復元版DVD&Blu-ray好評発売中!

「羅生門」を凌ぐ激情と昂奮!
「源氏物語」に勝る豪壮華麗!
加えて眼を奪う鮮烈の色彩!
総力を挙げて世界に贈る…イーストマン・カラー大映第一回総天然色映画

Introduction -イントロダクション-

第7回カンヌ国際映画祭グランプリ、第28回アカデミー賞(最優秀外国語映画賞、衣装デザイン賞)受賞作!

カンヌ国際審査員長のジャン・コクトーが「これこそ美の到達点」と本作を絶賛!


菊池寛原作、衣笠貞之助監督、杉山公平撮影、長谷川一夫、京マチ子ほかスターキャストによる華麗なる源平盛衰絵巻!


大映第一回天然色映画『地獄門』

『地獄門』は1953年に製作されたカラー映画。本作は、日本国内ではまだほとんど実績がなかったイーストマン・コダックのカラーフィルムのカラーの再現性に着目し、1951年に『羅生門』でベネチア国際映画祭でグランプリをとり世界に名を馳せた大映がその威信をかけて製作した作品。監督には、『十字路』、『狂った1頁』などで世界的に評価の高い衣笠貞之助を起用し、スタッフには『源氏物語』で第5回カンヌ国際映画祭撮影賞受賞した杉山公平はじめ、洋画家の和田三造を色彩設計に起用。


三色分解の原版を元に世界が認めた当時の色彩が甦る!

『地獄門』原版は、オリジナルネガが既に失われているが、デュープネガが残っていた。また、色彩美が高く評価されたこともあり、日本映画には珍しくカラー映画の長期保存方法としてはベストと思われる三色分解(*注釈参照)のマスターポジが現存。
これまで『新・平家物語』(1955年)では、オリジナルネガからの復元を、『羅生門』(1950年)ではオリジナルネガにもっともジェネレーションが近いと思われるフィルムセンター所蔵の上映用プリント(1962年製造)からの復元を実施。
今回のデジタルリマスター化に際して、『地獄門』の作品的価値はもとより、オリジナルにもっとも近い素材を使用するという復元のセオリーを踏まえつつ、三色分解という保存状態の特異性、新たなる挑戦の観点から三色分解の原版を元に復元した。


世界レベルの技術と実績あるチームによりデジタルリマスター作業を敢行!

『羅生門』のデジタル復元で2009年に全米映画批評家協会遺産賞を受賞した角川映画が、『新・平家物語』、『羅生門』に続き東京国立近代美術館フィルムセンターとタッグを組み、当時杉山公平キャメラマンの助手として『地獄門』に携わった日本を代表する森田富士郎キャメラマンの立会いのもと、『二十四の瞳』などのデジタルリマスターに実績のあるIMAGICAにて作業を実施した。


NHKが本作の制作工程に密着したドキュメンタリーを放映!

NHK(総合、BS)にて、フィルム修復作業の工程やその意義を紹介するドキュメント番組 デジタル・リマスターでよみがえる名作「『東京物語』と『地獄門』」「『地獄門』世界がみとめた色」が2011年3月〜5月に放送された。
過去の名作を丁寧に甦らせ、未来に大切に受け継ぐために、何度もテストを重ね奮闘するスタッフの様子が描かれた。


三色分解とは?

三色分解とは、カラー映画の長期保存を目的とした技術です。カラーフィルムは、“色素像で画像を形成する”という特性上、常に退色というリスクを抱えています。一方、白黒フィルムは、“銀像で画像を形成する”という特性上、長期保存性に優れていることが知られており、これまでの実績もそれを証明しています。三色分解とは、この白黒フィルムの長期保存性を利用し、カラー情報を、赤・緑・青の色情報を持った、それぞれ別の3本の白黒フィルムに変換する技術のことを指します。アメリカを中心に古くから採用されている方式であり、デジタルデータの長期保存性が危ぶまれる中、再び注目を集めています。