ジャン有馬の襲撃

飛ぶは血汐か、黒船の飛沫か、海の大名ジャン・有馬の豪剣、宿怨の異国船上に鞘走る!
日本史上空前の外国船焼き討ち事件を雄大のスケールで描く、異色時代劇巨篇!
日本映画では初登場というエスペラント語の指導のために大阪市大助教授梅棹忠夫氏と関西エスペラント連名の藤本達生氏が加わって問題作にふさわしい堂々の布陣

ジャン有馬の襲撃

INTRODUCTION

慶長十四年(1609年)陰暦正月。
イベリヤ王国の極東植民地珠江市において、十人の日本人が目かくしをされたまま、銃殺の刑に処せられた。そのほとんどは御朱印船の水夫たちだが、なかには小寿々とよぶうら若い女性の姿も混じっていた。彼女は前非を悔いて、恭順の意を示せば死刑は赦免されるという最後の機会を与えられたが、これを退け刑場の露と消えた。
イベリヤ兵によるあくなき暴虐にさらに多くの同胞が傷つけられ、奴隷としてイベリヤ船の船底につながれた。これは日本の南方貿易における足場を失わせるに十分な武力行使であった。

有馬藩御朱印船の宰領であった小畑三郎兵衛も船牢につながれた。長崎奉行の長谷部兵庫允はことの次第を知り、駿府の徳川家康と島原の有馬晴信へも急使を立てた。有馬晴信は洗礼名をジャン・プロタシオと称し、熱心な切支丹の庇護者であった。晴信は三郎兵衛が異国人の虜となって帰ってきたからには相応の理由があると考え、真相究明のため彼の身柄をイベリアの一行から奪還しようとする…。

CAST

  • 市川雷蔵
  • 叶順子
  • 根上淳
  • 山村聰
  • 三島雅夫

STAFF

  • 監督/脚本: 伊藤大輔
  • 撮影: 今井ひろし
  • 録音: 大角正夫
  • 音楽: 飯田三郎
  • 美術: 西岡善信
  • 照明: 中岡源権

製作年:1959年/製作国:日本/製作:大映
モノクロ/スコープサイズ/モノラル