幻遊伝TRIPPING 神遊情人
戻れるか!圏外トリッパー
タイム・トリップした先は、キョンシー出現!? 摩訶不思議ワールド
NEWS
関連リンク
Introduction -プロダクションノート-
<企画の立ち上げ>
最初は日本の製作会社、オメガ・プロジェクトが、アジアとの合作でキョンシー物の娯楽映画を復活させたいというアイデアを出したことから始まった。その企画を、『始皇帝暗殺』をはじめ数々の華流の話題作を手掛けてきた高秀蘭と、『MOON CHILD』などで台湾と日本をつなぐ活動を展開しているチャン・ホァクンという、二人のプロデューサーに持ちかけたところ、チャンと『運転手の恋』で組んだチェン・イーウェン監督が、プロットを書くことに。すると当初の予定を超え、タイムスリップやラブロマンスなども盛り込んだ、壮大なアドベンチャー物語へと発展していった。
こうして基本ができあがった『幻遊伝』にとって、ヒロインのシャオディエ役は田中麗奈以外には考えられなかった。昨年、日中合作連続TVドラマ『美顔』で主演を果たしてから、中華圏での知名度が急上昇。新たなアジアン・ビューティーの登場として、大きな注目が集まっている。また、一方の本人も、かねてからアクションに挑戦したいという意欲を大いに示しており、すぐさま快諾の運びとなった。
その勢いにつられるように、他のキャストも極めてスムーズに決定。相手役には、アジア全域でトップ級の人気を誇る台湾の若手俳優、チェン・ボーリン。シャオディエの父親役には、海外での知名度も高い大杉漣。さらにサモ・ハン・キンポーの息子のホン・ティエンシャンや、エドワード・ヤンの甥のミャオ・ツーチィエなど、ユニークなキャスティングが次々と決まっていった。
<撮影中のエピソード>
撮影は昨年の夏、二ヵ月間かけて行なわれた。昔の台湾にタイムスリップしてからのシーンは、ほぼ中国大陸で撮影されている。メインは、上海のすぐ南にある松江のオープンセットの撮影所。
アクション初挑戦の田中麗奈は、撮影前から日本でトレーナーをつけて入念な準備に当たった。現場でのアクション監督班は、ジャッキー・チェンのチーム会社から参加。香港を代表するスタッフの面々だけに、世界基準の本格アクションが実現している。
撮影はそういった緊張感をはらみつつも、基本的には和やかな雰囲気で進められた。『アバウト・ラブ/関於愛』で伊東美咲と共演していたチェン・ボーリンは、ある程度日本語に通じており、また田中麗奈も中国語で日常会話ができるため、二人のコミュニケーションは日中の言語半々で行なわれた。また、彼らより少し年上で、アクション演技にも長け、日本語も英語もペラペラのホン・ティエンシャンは、お兄さん的存在として現場の良きムードメーカーとなった。
<作品のモチーフ>
この映画の物語には、「帰る」というテーマが軸にある、と監督のチェン・イーウェンは語る。百鶴道士の運んでいるキョンシーが家に帰る、故郷を救うために盗みを働いた盗賊の青年たちも家に帰る、時空を超えて旅しているシャオディエも現代の家に帰る……。
また、企画段階でキーワードとして挙がったのは「ロールプレイング・ゲーム」だった。“いろいろな場所を移動しながらの成長物語”という『幻遊伝』のストーリーラインは、さまざまなアイテムを手に入れながらレベルをアップさせてゴールにたどりつくという、RPG的な構造に基づいているのだ。それは『ロード・オブ・ザ・リング』や『ハリー・ポッター』シリーズなど、最近の人気冒険ファンタジー映画に共通する傾向でもある。
そんなファンタジー映画の例にならい、チェン・イーウェン監督は、早くも続編の構想を考えているらしい。それは田中麗奈が二役で演じている女義賊、青醍子が主役になるかもしれない?とか。