ニューヨークの王様A King in New York

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ニューヨークの王様

INTRODUCTION

この作品で、チャップリンは68歳とは思えない溌剌とした演技を披露し、品位ある名優ぶりを見せた。

何よりも、それまで誰もしなかったアメリカ批判を驚くべき率直さと衰えないユーモアで成し遂げた。
イタリアの巨匠ロッセリーニは「これは自由人の映画だ」と叫び、ゴダールやトリュフォーなどヌーヴェル・ヴァーグ映画の若き闘士たちは熱狂した。

「私の映画は政治的ではない。私が気にしているのは、観客が笑ってくれるかどうかというだけだ。『ニューヨークの王様』は私の映画のなかではもっとも反抗的なものだ。私は、今話題になっている死に行く文明の一部になるのはごめんだ」(チャップリン)

‘52年にアメリカの司法長官は、チャップリンの合衆国への再入国を禁じる行動をとった根拠となる事実を国民が知れば、皆その決定が正しかったと分かるだろうと主張した。しかし、チャップリン側の防御を助けることになるので、その「根拠」は明らかにしないとも述べた。

半世紀後に、まったく同じ論法で「大量破壊兵器の存在の証拠」を主張し、アメリカはイラクへと攻め込む−。この作品が本当に意味を持つのは、1957年当時よりも、今なのかも知れない。

CAST

  • チャールズ・チャップリン
  • マウシーン・オードリー
  • ジュリー・デズモンド
  • オリヴァー・ジョンストン
  • ドン・アダムズ
  • マイケル・チャップリン

STAFF

  • 製作: アッティカ=アーチウェイ
  • プロデューサー・監督・脚本・作曲: チャールズ・チャップリン
  • 撮影: ジョルジュ・ペリナール
  • 助監督: ルネ・デュポン

製作年:1957年/製作国:アメリカ
モノクロ/モノラル