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「早く助けて!」ある日突然、携帯電話に見知らぬ人からのSOSが――― 
あなたなら、どうする?!1秒毎に襲いかかる危機!息もつかせぬ謎の連続!
全米興奮の緊迫のサスペンス・スリラー!

Introduction -プロダクションノート-

名脚本家によるもうひとつの電話スリラー

映画「続・荒野の七人」やTVシリーズ「刑事コロンボ」などを手がけ、クエンティン・タランティーノやオリヴァー・ストーンらも敬愛する名脚本家ラリー・コーエン。彼が数年前に書いた脚本が本作の元になっている。コーエンは、本作同様に電話を巧みに小道具に使って高く評価されたスリラー「フォーン・ブース」の脚本家でもあるが、彼はそれと対を成す作品を執筆するというアイディアを思いついた。
「フォーン・ブース」が電話ボックスから一歩も動けない男の物語であるのに対して、こちらは携帯電話にかかってきた一本の電話のためにロサンゼルスの街中を車で走り回ることになる男の物語である。
コーエンの脚本を読んだプロデューサー、ローレン・ロイドは、その時のことをこう振り返る。“初めてこの脚本を読んだ時は、あまりヒロイックではない男が主人公だったわ。彼は或る銀行強盗に雇われた運転手で、女の方も誘拐されるわけではないの。でも、誰かの命が危険にさらされていて電話を切るわけにいかないというアイディアが、すごく本能的、直截的に思えて、私は気に入ったの”。
ロイドは自らコーエンの脚本の映画化権を取得すると、「インデペンデンス・デイ」「パトリオット」などを手がけた親友の大物プロデューサー、ディーン・デヴリンとともにこの企画を進めてゆく。ふたりは新人脚本家クリス・モーガンを招き、本作の最終的なストーリーラインを練り上げていった。
モーガンは言う。“誰よりも頭が良いというわけでもないし、誰よりタフというわけでもないけれど、ハートは誰にも負けない、そんな人物がヒーローになる映画が、僕は昔から好きでね――例えばインディ・ジョーンズみたいにさ。ライアン役にクリス・エバンスを起用できてほんとうにラッキーだったよ。彼はそのあたりをとてもうまく演じてくれたからね”。

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キム・ベイシンガーの迫真の演技の舞台裏

誘拐・監禁という絶望的状況下で必死に脱出の方法を探るジェシカを演じるのは、「L.A.コンフィデンシャル」でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の助演女優賞を獲得したキム・ベイシンガー。彼女はジェシカの極限状況に自分を近づけるため、エリス監督にある要望を出した。
“リアルな環境がどうしても欲しかったので、必要最低限のスタッフ以外はセットに入らないようデイヴィッドに頼んだの”と彼女は言う。“感情的にも心理的にも肉体的にも難しい今回の作品では、完全な孤独感を味わいたい、そうやって観客を私の状況に引き込みたいと思ったの”。ジェイソン・ステイサムとの共演シーンでも、ベイシンガーは彼が自分に何をするかを前もって知らずに本番に臨むことにした。
エリス監督は言う。“ジェイソンがベルトでキムの首を絞めるシーンでは、彼女はそうされることをまったく知らされていなかった――その効果は鳥肌ものだったね”。
ジェシカとライアンのシーンはほとんどが電話を通じての会話であるため、ベイシンガーとクリス・エバンスはあえてお互い顔を合わせずに撮影を行うことになった。
エリス監督は言う。“最初にクリスのシーンを撮影し、脚本通りに台詞を言ってもらった。その後、撮影日程の後半の数週間でキムの方を撮り、彼がしゃべった台詞に反応してもらったんだ”。編集段階では、別々に撮った会話からいかに化学反応を生み出すかが課題となった。“ふたりが本当に電話で会話しているように見せるため、台詞尻をどこで切るかといったことが大事だった”とエリス監督は言う。

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期待のニュースター クリス・エバンス

ジェシカからの電話を受けたために、思いがけない危険の中に飛び込んでゆくハメになる若者ライアンを演じたクリス・エバンスは本作で一躍注目を集め、今後はダイアン・レインと共演の「Fierce People」やSF大作「Fantastic Four」といった作品が控えている、期待の若手俳優である。
プロデューサーのローレン・ロイドはエバンスについて、“彼には次のトム・クルーズになれる可能性がある”と語る。“映画スターを見つけるのは難しいけれど、求められているのは、男性がああなりたいと思い女性がデートしたいと思うような人。彼にはそれがある。それに彼には人間や人生に対しての好奇心があって、それが彼を優れた観察者にしていると思うの。だから役を深く演じられるんだわ”。
ほとんどのシーンが電話での会話場面で、アクションもこなさなければならないライアン役では、高度な演技力が要求された。“いちばん大変だったのは、ほとんどの場面が息を切らしていたり、パニックを起こしていたりというものだったこと”とエバンスは言う。“だから1テイク撮る度に、あらかじめジャンプしたり腕立てをしたりしていたよ。階段を全速力で駆け上ったり、車の間を走り抜けたりするシーンもあって、いいエクササイズになったよ!”
エバンスはまた、運転シーンのいくつかを自ら演じるため、スタント・ドライビング学校で一週間学んだ。“あれは人生で最高の一週間だったよ”と彼は言う。

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