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監督
クリスチャン・カリオン  Christian Carion

フランス北部出身。出身が1914年〜1918年の4年間、ドイツ占領下にあった、第一次世界大戦の記憶が傷跡として残る地で育つ。農家の息子として生まれ、耕される畑から出てくる砲弾を運んだことも日常的な記憶だったと言う。
1993年にイブ・ビュフトー著「フランドル地方とアルトア地方の戦い1914-1918年」を読み、その一節、「1914年の驚くべきクリスマス」と題された章に出会い、この敵同士が結んだ友好のエピソードに取り付かれ、その時は短編映画すら監督したことがなかったが、プロデューサーに映画化を持ちかける。そして、いくつかの短編と長編映画"Une hirondelle a fait le printemps"で成功を収め、本作の脚本化にとりかかる。
撮影に入ってから、資金面の困難やノーマンズ・ランドの再現への軍からの反対を受け何度か中断を余儀なくされたが、ついに本作は完成され、2005年のカンヌ映画祭にて正式出品された。
本作は、本年度アカデミー賞外国語映画賞、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞にノミネートされており、フランスを初めとするヨーロッパ各地での大ヒットを受け、最も受賞に近い作品と期待されている。

■フィルモグラフィー(監督、脚本)
長編 2001年 "Une hirondelle a fait le printemps"
短編  1998年 "Monsieur le depute"
1997年 "Le chateau d'eau"
1994年 "Doucement les violins!"

クリスチャン・カリオン

アナの歌声
ナタリー・デッセー  Natalie Dessay


(c)Simon Fowler/EMI Classics

世界のオペラ界の頂点で活躍するフランス人ソプラノ。フランス本国で愛される一方、ウィーン、ロンドン、ニューヨーク、日本でも人気が高い。驚くほど澄んで軽やかな歌声のみならず傑出した演技力でも知られ、オペラ芸術を刷新したアーティストといえる。
主なレパートリーは、モーツァルト「魔笛」夜の女王、リヒャルト・シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」ツェルビネッタ、アンブロワーズ・トマ「ハムレット」オフェリア、オッフェンバック「ホフマン物語」オランピア、ドニゼッティ「ランメルモールのルチーア」、ベリーニ「夢遊病の女」など。昨年、日本来日公演も果たしている。

ナタリー・デッセー

シュプリンクの歌声
ロランド・ヴィラゾン  Rolando Villazon


(c)MSM Ltd/Kampf/Virgin Classics

オペラ界で急上昇中のスター。メキシコ出身、抗しがたいカリスマを備えた彼は行く先々で、真心のこもった声と見事な渾身の演技で人々を魅了している。パリ、ロンドン、ニューヨーク、ウィーン、ベルリンで師と仰ぐプラシド・ドミンゴの後をつぐテノールの大役を演じ、喝采を受けている。
主なレパートリーは、グノー「ロメオとジュリエット」ロメオ、マスネ「マノン」デ・グリュー、オッフェンバック「ホフマン物語」ホフマン、ビゼー「カルメン」ドン・ホセ、ヴェルディ「椿姫」アルフレード、ドニゼッティ「愛の妙薬」ネモリーノ、ヴェルディ「リゴレット」公爵など。昨年、日本来日公演も果たしている。

ロランド・ヴィラゾン

音楽
フィリップ・ロンビ  Philippe Rombi

フランソワ・オゾン監督の「ふたりの5つの分かれ路」「スイミング・プール」「まぼろし」「クリミナル・ラヴァーズ」ほか、多くのフランス映画を手がける。主人公達の心理描写をあらわすようなその手腕には定評がある。他の作品に、「みんな誰かの愛しい人」(アニエス・ジャウイ監督)や、「世界でいちばん不運で幸せな私」(ヤン・サミュエル監督)などがある。
1914年に起こった友好行為のほとんどのケースのきっかけとなったのが、音楽と歌だった。当然のことながら、ニコラウスとアナの声、大衆歌を歌う兵士たちの声を通じて、歌はこの映画の重要な鍵となっている。 サウンドトラックでは、作曲者フィリップ・ロンビが指揮するロンドン交響楽団の音色にバグパイプとハーモニカが彩りを添えている。