愛妻物語

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わが暮し貧しけれど、わが恋いはいのちかけて燃えん!

愛妻物語

INTRODUCTION

名脚本家・新藤兼人の監督デビュー作。
新藤は盟友・吉村公三郎と組んで「源氏物語」「森の石松」などの傑作を執筆していた。その彼にしても、この監督作を実現するには、後に、彼の創作活動の母胎となる近代映画協会の設立など、多くの困難を乗り越えなければならなかった。

物語は、かなり彼の自伝的生活の強いものであり、自らの修業時代の生活を描いている。正直なところ彼は、自分のことを語るのだから何とかなるだろうという気持ちから、監督という試みに挑戦したらしい。その結果は、さわやかな感動の佳編が誕生した。この成功によって、彼はさらに、監督に対する意欲を奮いたたせることになったのだった。

主人公の沼崎を宇野重吉が、そして彼に献身的な愛情を捧げる妻を乙羽信子が好演。乙羽信子はこの後、新藤監督のほとんど総ての作品に出演し、演技派としての道を歩むことになる。
また、劇中で描かれる坂口監督は、新藤自身が師と仰ぎ生涯に大きな影響を受けた溝口健二その人である。


修業時代に失った妻への愛惜をこめて描く、涙のにじむ恋愛劇!

シナリオ・ライターの沼崎敬太は、下宿先の娘孝子と結婚した。実直な勤人の彼女の父が二人を認めず、家を飛び出して結ばれたのである。敬太は、知人を頼って下賀茂へ行き、日本を代表する坂口監督にシナリオをみてもらった。「筋書程度だね」と彼に批評され、それから一年間の彼の修業生活が始まった。
彼を励まし、内職をして生活を支えてきた孝子だが、やっと彼が坂口監督に認められた時、苦労が重なって、ついに吐血してしまう。

CAST

  • 乙羽信子
  • 宇野重吉
  • 菅井一郎
  • 滝沢 修
  • 大河内伝次郎

STAFF

  • 監督・脚本: 新藤兼人
  • 撮影: 竹村康和
  • 美術: 水谷 浩
  • 音楽: 木下忠司

製作年:1951年/製作国:日本/製作:大映
配給:大映
モノクロ/1時間36分/10巻/2654m/スタンダード/モノラル